出会いと、その運命。
鞄を買いにいく。
ヨーロッパの職人が作るというその鞄は、一つ一つのデザインが少しずつ違う。
カメラを入れても安定したマチと、ショルダーにしても安定した持ち手の鞄を見つけ、
悩みながら帰ったのは1ヶ月前。
やはりあの鞄が欲しい、と、店に行くと、欲しい形の鞄はライトを浴びて神々しく置かれていた。
安心して、つい同じ店の服などを見てはしゃぐ(服のセレクトショップなので)
上機嫌で試着室に入り、着替えをしてカーテンをあけたら、狙っていた鞄は
通りがかりのお客さんに買われていた。
ノーーーーーーオゥ!!
と言える筈も無く、買われていくのを見送る。
出会いはいつだって残酷だ。